高プロラクチン血症
乳汁の分泌を促す催乳ホルモンのプロラクチン値が授乳期でもないのに高くなってしまう症状
高プロラクチン血症とは、乳汁の分泌を促す催乳ホルモンのプロラクチン値が授乳期でもないのに高くなってしまう症状です。血中プロラクチン値が高くなると、卵子をつくるのに必要な卵巣刺激ホルモン、卵胞ホルモン、黄体化ホルモンの分泌が低下し、卵の成長が妨げられたり着床障害が生じます。ひとによっては乳汁分泌があります。
乳汁分泌を抑える薬もありますが、中医学では炒麦芽がよく使われます。発芽小麦を軽く煎ったもので、煎じてお茶代わりにのみますが、簡単に服用できるエキス剤がおすすめです。炒り麦芽は、もともと断乳に使われるもので、私の所でも1日3回14日分を服用して頂くと、みるみる母乳がでなくなり、乳離れには非常によいと思います。
また晶三仙というものがありますが、こちらは炒麦芽のほかに 山査子、神麹が配合され消化能力が強化されているので、つわりなどにもよいですし、通常の消化不良や高脂血症にも効果があります。私は脂っこい食事のあとや食べ過ぎのときによくのみますが持たれた感じもすっきりしておすすめです。